好奇心について~見知らぬ女性からの誘惑~

好奇心について~見知らぬ女性からの誘惑~

こんにちは、フジサキです。
前回に引き続いてシュガーマンのマーケティング30の法則についてです。
その中から好奇心について紹介します!
これは著者のシュガーマンさんが体験した例です。

これは誘惑?

ある日、私の会社にジンジャーと名乗る名乗る女性から電話があったそうで、なまめかしい声で「シュガーマンさん好きです」と言われ驚きました、そこでいたずら電話だと思いこう返しました。
「それはそうも、私もあなたが好きですよ」
「いいえ、私は本気で言っているんです、あなたの広告を5年前から読んでいます。考え方も、それに至るプロセスも、創造的なところも、全て大好きなんです。広告を読んであなたがどんな方か私にはよく分かっているわ。本当に信頼しているのよ。心から愛しているの・・・。」

シュガーマンは驚きつつも、彼女の言葉に嬉しくなりました。
自分でも彼女に言われる前から人柄が滲み出ていると言われていたし、自分でもそう思っていたからです。

そして、ジンジャーはこう続けました。
「私を助けてくれるのはあなただけだと思います!あなたに助けてほしいんです。個人的にお目にかかりたいのですがアポを取らせていただけませんか?会って良かったと思ってもらえるようにします。」

そうしてジンジャーがオフィスに現れた時に、会って良かったと思わせるというジンジャーの真意に気づくのです。
美しいブロンド髪で、すらっとした長い脚、ミニスカートの丈があまりに短く、座ってもらうのも気が引けるくらいだったのです。
「シュガーマンさん。ジョーと呼んでいいですか?」
「どうぞ、かまいませんよ。」

そう答えながら、ジンジャー椅子に座りながらスカートを直す姿から目をそらしました。
「単刀直入に言って、私はずっと前からあなたのコピーを素晴らしいと思っています。あなたの作る広告が好きであなたに対しても特別な気持ちがするんです。ばかばかしいと思いますか?でも困ったことになった今、助けてもらえそうな人があなたしか思いつかなかったんです、本当です。」
彼女は涙をこらえる仕草をして少し間が空いてから、話し出しました。

話を聞いてみると、ショッピングセンターで化粧品の販売を行っていて、お店の通信販売で売ることにしたようです。
ですが、ダイレクトメールでの広告をやっているようですが、かなりうまくいっていないようです。

そこでシュガーマンにどこが悪かったのかを聞きに来たようです。
これはシュガーマンに対するダイレクトメールを書かせる策略?と思いました、ただ今はシュガーマンは奥さんと2人の子供を持つ幸せな夫で、しかも自分の会社の仕事で多忙だったのです。

それよりも、色気を使って気を引いてきて、キャッチコピーを書かせたりダイレクトメール広告を考えさせようという魂胆が気に入らなかったようです。
ですが、自分を抑えながらシュガーマンはこう言いました。
「そのダイレクトメールを見せてください」

ジンジャーはバックに手を伸ばしました。
バックは床の上にあったので、手をのばすと足がさらに見えてしまっていたので、ジンジャーが間違いなくシュガーマンを誘惑しているのは確かでした。
そのダイレクトメールを見てみると、ダイレクトメールの原則をことごとく破っていて文章もお粗末などなどで粗だらけだったのです。

そしてシュガーマンが色々と指摘をして話し終えると、ジンジャーが目をまっすぐと見て言いました。
「助けてもらえませんか?具体的に手を貸してもらえませんか?私に個人レッスンをしてもらいたいです。」
ジンジャーが色気や罪悪感を利用して手伝わせようとしていることにシュガーマンは腹を立ててこう言ったそうです。
「あいにくまったく時間がないんですよ。しかも私はセミナーを開催して何十人ものグループを相手に教えているんです。個人の方のお手伝いをする時間はない
んですよ」

このあと、ジンジャーが囁いた言葉を聞いてシュガーマンは愕然とし、言葉を失ってしまった・・・

この続きは一旦戻って、好奇心についての心理についてのあとにジンジャーの誘惑で書きます。

好奇心の心理

シュガーマンはサングラスを通販で売るときに、好奇心を煽って販売したようです。

道行く普通の人々にブルー・ブロッカーを掛けさせて、その反応をビデオに撮ったりしていました。

その中でいいリアクションをした人をテレビに流して紹介をしたら視聴者の人は興味を持ってくれたりしたようです。
「あのサングラス掛けたらどんなふうに見えるんだろう?レンズがオレンジ色のサングラス・・・・・・」
サングラス越しでどう見えるのかは、テレビカメラには映さなかったようです。
そんなことをしたら湧き上がった好奇心を台無しにしてしまうからです。
サングラスを通して見る唯一の方法は、注文することです。

そして、人々は実際に注文をして、ブルー・ブロッカーは、6年近く続いた一連のコマーシャルで約800万本売れて、10年間の販売本数は「2000万本」を超えたそうです!

この好奇心の力を使うには、売りたいものに関しての情報をすべて話さないこと、説明をしすぎないでコピーの冒頭に知りたくなる情報に触れることです。

そしてもう一つは「好奇心の種」を使います。
これはよくある広告の手法で、例えば長い文章を読み終えたあとに「だが、それだけではない」「しかし、これから話すことはもっとすごい」等を段落の言葉に入れます。
そうすると広告文などを読み切らせることができるようです。

けっこう応用しやすいものなので、つかえそうですね。
簡単に書きましたが、これが好奇心についてでした!

ジンジャーの誘惑

もしかしたら、すぐにここまでスクロールして来てしまった人もいるのではないでしょうか?
そんな人は好奇心の力でここまで来てしまったようです。

では、「これは誘惑?」からの続きです。

ジンジャーは囁きました。
「あなただけに助けてもらいたいわ。私の先生として、このダイレクト・マーケティングのジャングルを導いてほしいの。どうしたら助ける気になってくれるかわからないけど、男性が喜ぶことは知っているわ。人からは絶えず言い寄られていたけど、私の方からお誘いするのは初めて。私が言おうとしているのは・・・・・・」
「待ってください!」
「相手を間違えていますよ。それ以上みっともないことはしないでください。言いたいことはわかりますが、それは無理です。手一杯で外部のプロジェクトを受ける余裕がないのです。そうだ、セミナーに参加してください。ただで結構です。100万ドル儲けたらお支払いくださればいい」
ジンジャーは帰って行った、たぶん恥ずかしくなったようです。
そして、二度とジンジャーから連絡はなかったようです。

はい、これが結末です。
たいしたこと無くて申し訳ないですw
ただ好奇心での煽りはとても強力だと読んでいて感じました。
自分だったらジンジャー誘惑に引っかかってしまいそうです、、ウソです。
好奇心についても簡潔に書いていますが、その他に良きな内容が書いてあるので、興味あったら是非!

今後は本の紹介だけではなく、もう少しライトな内容も書いていこうかなとも思っています。

ではではー

【今回の紹介書籍 】
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは